あい
まちいいま
五尾買って三尾を今日はフライにしよう。二尾は軽く締めてサラダにする。そう決めて早めに買い物に出たのだが、、早々と売り切れ。フライにはタルタルを添えるか、レモンと塩か、やっぱウスターソース。頭の中は鯵一色お口は鯵食うぞモード。売り場で路頭に迷い呆然
イサキが目に留まり購入。塩焼きか煮魚、ムニエルでもいいか。しかしいったん頭の中に出来上がってしまったイメージは容易に崩すことはできず、定まらないアイディアが次から湧いてきて疲れてしまった。
そこでつけ合わせも一緒くたにしてオーブンで焼くことにした。大きな焼き皿の底にじゃが芋のスライスを敷き詰め、腹に小庭のローズマリーとタイムを詰め込んだイサキ、皮付きの玉ねぎ、ミニトマト、オリーブなどを適宜に配置して、にんにくの薄切りを散らして、最後にオリーブオイルを振りかけ四五十分。なんと!この手抜き料理は思いの外旨かったのである。
焼売 餃子 春巻 雲呑
焼売。 蒸すけどな。薄い皮に詰めれるだけの餡を押し込むように入れて纏めたものを強い蒸気で一気に蒸し上げる。
餃子。 焼くか茹でる。餃という字には捻るっていう意味があるらしい。餡を詰めて小麦の皮をひねる様にして閉じることから来てるんだろう。
春巻。 巻いて揚げる。こつは空気も一緒に巻き込むこと。あたかも春風を閉じ込めるように
雲呑。 何という美しい命名。スープの中を優雅に泳ぐ金魚の尾鰭のようなワンタンを蓮華で掬い取り、頬張ばる。その喉越しはあたかも雲を飲み込むがごとし
この小麦でできた皮を使った中華料理は一年を通じて順繰りに食卓へ上がる手間の料理だ。そして何よりそのコストは驚くほど低い。二杯酢に辛子或いは辣油または山椒塩でくふ
鯵
本日は鯵の大安売りにつき鯵尽くし。
鯵のムニエル。三枚におろした身に、小麦粉にカレー粉を少し混ぜたものをはたき、バターでじっくりソテーして、バター醬油をかけたもの。
三枚におろして塩と酢で軽く締めたのをお造りにして、山椒醬油とオリーブオイルで香味野菜とともに供した。
ただひとつ不満なのが、早めに駆け付けたにもかかわらず鯵の頭がみんな落とされ、はらわたも抜かれておったことだ。熱い時節柄頭やはらわたが付いたままだと痛みが速いからなのだろうが、捌く練習ができなかったことが悔やまれる。いつの間にかの楽しみにもなってるな。決して猟奇ではござらぬよ
最終手段 たべものでいこう ある日の献立
蚕豆ご飯 鯛の酒蒸し あら汁 しらすとピーマンの当座煮 冷奴
蚕豆ご飯は冷凍の蚕豆を使ってみた。生のがそろそろ手に入りずらくなり、ここの所、この好物飯を作り控えておりましたが、鯛の半身が手に入り、調理法に酒蒸しをチョイスいたしますと、おのずと飯は蚕豆ご飯にしたくなりました。とそら豆を蚕豆と評すとワイルドな感じでよござんしょ?
酒蒸しは、冬場、鱈でよく拵えるが、その場合酒は老酒、香りに豆鼓。今回はあっさりさせたかったので日本酒を使ったが、味の強い鯛こそ老酒と豆鼓での調理に向いている。 ま、ポン酢と白髪ねぎでふつうに旨かった。
あら汁。塩して、湯通しして、洗って、焼いて、、、労力の割には旨くない。っていうかどんだけ脂っこい魚なんだ! 鯛は刺身が一番うまいという結論
当座煮。当座とは其の場限りとかさしあたり、即刻、即座、間に合わせとかいう意味があるが、手持ちの辞書に当座煮なる言葉はない。が適当にありあわせの材料をもって作ったものでもない。くったくたになるほどゴマ油で炒めたピーマンとしらすの相性は最高。薄味の佃煮といったところで飯に合う!また、適当ではないのに適当を装う名がいい。粋でがしょ?
冷奴。山椒の実の醤油漬けの実を取り出して細かくたたき、つけ汁とオリーブ油に合わせ、軽く水気を切った絹ごし豆腐にかけて食す。豆腐をスプーンで掬い取るので奴ではなく、厳密には掬い豆腐。