神猿

琵琶湖の北、比叡山の麓の猿が駆逐されることになったらしい。駆逐ではなく駆除で、特定の50匹あまりの群れの中の13匹がターゲットなのだそうだ。
幼いとき西伊豆の小さな入り江に猿を餌付けしているところがあって連れて行かれたことがある。餌の拍子木状に切ったサツマイモを持たされたのだが、途端猿たちに包囲されひったくるように奪われた。知恵があり誇りがあるものに施そうという思い違った人の愚を記憶した一場である。
下北半島の猿は山を荒らすといって問題になり、日光や信州あたりでは作物や民家を襲撃して物を盗むと問題になっている。近頃は物目当てではなく人を襲うようにもなったらしい。動物愛護団体とか自然愛護団体とかが口に泡して反対を唱えているけれど、猿にとってはそれも余計なお世話、施しは受けたくは無いに違いない。