はい おついたちっと

さて蟻んこと遊んで今年初の時計草開花に喜びを見出したとことんショボイ五月を過ぎてじっとしてても汗かく季節になりました。同じことならいい汗かきたいものだ!確か海辺でジャコメッティーにも会える。
花はアジサイ菖蒲も良かろう。八幡の蓮も咲くのではないだろうか。。。など言っては見たが暑さには弱い。
特に台所は灼熱地獄と化す。夏の惣菜を拵えるのは冬場より火を使うものが多いように思う。思い浮かんだだけでも茹で鳥・カレー・揚げ物・冷たいそばを茹でることもかなり増える。
料理好きのように見えるだろうが旨いもの好きなのである。人のためだけには作らない。己の舌のために作るのだ。今日はつめたい支那そばに酢をうんと利かせた付け麺でどこかで喰った気に入った味を再現してみた。酢を足し醤油を足し砂糖も入れて・・入れすぎるとだしを足す。。。終いには十人前ほどの量になったが目指す味に近いものが出来たので満足した。 味の調合が面白い。それは調香師や絵描きに近い感覚ではないかと思う。差し詰め色彩は調味料器はキャンバスといったところか。で中華調味料などは南京街で買い占めてくる。なじみのない物も多いがそれらを使いこなして満足できる一品が出来たときは一人で悦に入る。 料理は習うものではなく味を覚える物だと思う。子供のときに一回でも好みの味覚に出会っていれば忘れないものだ。これは親に感謝している。

こんなことと比べるのは何だが、此のところの盗作騒ぎでは、思考錯誤の才がない、或いは見失ってしまった寂しい絵描きの個人的な不幸をあげつらう社会に嫌悪を覚える。言い訳しようもない次元であんなにも突っ張って。。哀れで見ていられないところを突っつきまくって何になるのだろう。やるなら後ろに隠れている悪徳画商でも引きずり出すべきだ。