高原

夏休みには親はがんばって海やら高原に子供たちを連れてゆく。家は大概高原派で那須塩原軽井沢伊豆天城などで極端な遠出はしなかった。高原のきれいな空気と冷たい風を味あわせようとのことだったのだろうが強すぎる日差しときれい過ぎて肺を突き刺すような空気で異様に疲れた記憶がある。大げさだが海水の魚が真水に入れられたような生命の危機に瀕した疲れを感じた。なれたころに帰ることになるのだがその間いろいろと連れまわされる。一箇所では飽きてしまうとでも思っていたのだろう。きれいな沢にでも置いておけば一日でも飽きないで遊んでいただろうに。。。
都会の空気は薄く日の光は半分も届いていない。高原の夏を体験させてくれた親に感謝している。