ただいま

数日間旅の空の下上の空で過ごしきっと明日以降使い物になるかどうかだから書いちゃおう。
信州の小都市で数日間時間が止まったかのような時を過ごし今日は丸1日絵のような車窓を眺めて帰ってきた
初雪が舞うかもしれない予報が外れ刺すように強い日差しを窓際で浴び続けたのでまた一段と色黒になって
後ろへ後ろへと飛び去る景色に思う言葉も連れ去らる
言葉さえ持ち帰ることを許してはくれない頑なな土地
辿って見たいなこの道あの道沢山の山や河それらを繋ぐつり橋架け橋
つくづくとこの国は山と水でできている
今の時期は昼を過ぎるともう夕の日差しで
下生えから這い上がった蔦の紅絡みつく烏瓜の赤
夕映えと共謀した赤の洪水に遣られてしまったみたいになっている 

自らの消化器をぼろぼろにして食べ続けて続けても決して必要な栄養に足りることのないソドムの日常から中座した数日間