秋命日

今年はとみに暑かったのか。暑かったのかも知れないが毎年夏の暑さに対してもう降参と云ってきたような気がする。喉元は過ぎたが本日も湿度の高さにぐったりだった。
それでも物思うモードには突入したらしくふと秋に逝った人のことが思い出されて街角で涙ぐみそうになる。年を重ねると四季折々に縁のあった人の命日を持つようになるが秋という季節に去った人の記憶は格別な重みがあるように思う。夏という季節が季節のうちで一番生命が弱る季節でそこを乗り切ったときに折角生き延びたのにという感が被さるからかも知れない。今頃に会って言葉の一つでも交わしておけばと切ない思いを抱くのも供養の内なのかも知れないと思うのですが自分を含め世俗の人みな先がないとは思っていない。明日をも知れないというのにね。秋だ!!