無患子(むくろじ)

AVRIL2008-04-15

無患子(むくろじ)という木に出会う。
ちょうど昼時でサラリーマンがキャッチボールをしている。普通ののどかな光景かと思って見ていると其の動作はキャッチボールではないことに気づく。空に向かって高く。もっと見ているとまだ芽吹き前の10メーターは超えているだろう樹木の枝先を狙って放り上げるように投げている。木の名前を記したプレートにムクロジとあるので調べてみると
【無患子(むくろじ)】高さ10〜15メートルの落葉高木。6月頃、淡緑色5弁小花を大きな円錐花序につけ、球状の核果を結ぶ。種子は黒色で固く羽子(はご)の球に用い、果皮はサポニンを含むので石鹸の代用とした。むく。つぶ〈秋の季語〉
5月6月とまた楽しみが増えた。昼休みが終わり、サラリーマンが仕事へと帰っていった後の地面を見てみれば、案の定黒っぽい球状の実を見つけることが出来た。
サラリーマンは本当に楽しそうに遊んでいた。