やすみのさなかに

なんやかんや片付けようとしたり掃除しようとしたりしていて思い出したりしたことを少し。
テレビでカミツキガメの生態みたいなものをやっていて、確かここ数年ペットのカミツキガメが逃げ出したのが野生化して都会の水溜りに生息するようになったというニュースが時々放映される。川原や草群とかの不気味さが妖界から奪われるのではないかという危機感とか思っていたが、其の生態というのが面白かった。
この亀は噛む事にかけては優れている。反射的に優れ構造的に強固だ。だが物凄い間抜なのだ。
口を開け咽喉の奥辺りから触手のようなヒラヒラを出して魚を口の中に誘い込む。口を閉じれば食べられるところまで誘い込まなくては噛み付かないのだ。長ーいこと口を開けたまま目だけが魚を追って動く様は気の毒だった。
矢張り固有種が気の毒な気持ちになってしまう。