風立ちぬ

早く涼風でも立たぬかな。
葉月は秋の季語だが涼風は夏の季語である。秋が攻めてきて、でもまだ夏だと主張するかのような晩夏の季節に入ったのだな。。
今日は、夏の末に吹く秋を感じさせる涼しい風、涼風に気まぐれを煽られて堀辰雄集などを引っ張り出してみた。大昔この人の文体は涼やかだなと思って読んだ記憶に引きずられたのかもしれない。風立ちぬ、いざ生きめやも。大和路・信濃路という紀行文がいい。50歳で逝った不遇の作家といわれるが恵まれていたら存在しなかった人なのではないのかな。いや恵まれ過ぎていたのではないかな・・等等・読書感想文素材選択中