天晴

あっぱれと読む。ただしこれだけでは意味を成さないので、今日の様な空を言うならば、天晴な晴天といわねばならない。
朝方洗濯をしながらぼーっと空を見上げていると銀色に光る飛行機が西のほうめがけて青い空を横切っていった。いい天気だと思っていた空に薄い皮膜のような雲でもあったのだろう。一センチぐらいに見えた飛行機が斜向かいのビルの陰に消えると一皮剥けたかのような更に青い空が広がった。
日差しの角度が変わって光線が鋭く、空が発光しているようで眩しかった。