万世節

街へ出るとオレンジ色の南瓜が目鼻を描かれて並んでいて華やかだ。降誕祭とか復活祭というのは分かるがハロウィンという祭りの由来がよく分からないでいる。諸聖人の祝日とも言われるが諸聖人とは誰をさすのか。。
もとは精霊や魔女を信じていたケルト人の祭りで、キリスト教改宗の策として宣教師が考え出したものらしい。木々の精霊を崇拝し妖精を信じていた人々の新年が十一月一日に始まる。なので十月の三十一日は差し詰め大晦日といったところだろうか。釜戸の火が新しくなり、先祖の霊が帰ってくる。時期的にも収穫祭の意味合いもあり、盆と正月を合わせたみたいな行事だと考えればよいのかもしれない。
何でも楽しければ導入するこの国は無意識にだけれども何処かに懐かしさを感じてこの祭りを楽しんでいるのかもしれない。