微睡

微睡まどろみと読む。目(め)蕩(とろ)む。文字どうりまなこゆらぎうとうとと眠ることだ。なんて素敵な言葉だろう。しばしトロトロと眠りたい。
ここの所の眠気だけが襲ってきて実際にはまどろむことも出来ない苦しさに嗚呼春なんだなと忌々しさというか変な感慨を抱いている。春眠不覚暁は春の夜は寝心地がよいので夜明けになってもなかなか目が覚めないといっているのだ。つい春眠は春に飲み込まれた自分のことだと思ってしまう。春の夜の眠りのことなのだが。