花粉症

目の縁が鼻の頭がかゆいし皸も出来る。あかぎれってこんな字をかくのだ。皹とは寒さに冒されて皮膚が荒れ裂けて痛むもので、皴(しゅん)〔しわ・ひびの意〕とも言い、冬の季語だ。蕾が膨らみ台所で里芋や大蒜も蒼い芽を覗かせている此の時期に。地面の亀裂からチューリップやヒヤシンスだろうごつい芽が持ち上がってきているのを見かけた。春になるにあたって大地も人もちょっぴり苦しむものなのだろうかな。などと指先に入ったの小さな亀裂に思う。