機関(からくり)

長月も残すを一日。本日なんかは名残の夏日で曇ってはいたが暑い一日だった。明日は涼しくなるという。
今年は時計草も早仕舞いを決めたみたいで大分まえから蕾をつけるのをとめている。この植物の特性ででもあるのだろうか、夏中ほぼ連日の様に花が開くのに、花終わったかなと見せてから蕾が三つぐらい育ち始め、うち一つ咲くこともあれば咲かないこともあるという変な花期の仕舞い方をするのだ。今年も明日あたり最後の花が咲く。かも知れないし、咲かないかもしれない。これも移ろう時の中に仕掛けられた機関の一つなのかもしてない。