秋らしいこと

大根を飴色に煮たし、飛竜頭を拵えて炊き合わせにもした。夕食の鍋のための下茹でも済んだ。だんだんに寒さを追って締まって旨くなるのを楽しみたい。
何年前かにあった獅子座流星群の時は暖かく身仕舞して夜空を仰ぎ、淡い星影を追って飽かず眺めたが、今のオリオン座のにはとんと意欲が湧かない。部屋にいて縫い物をしたりしながら夜空を思って美しい流れ星を愛でている。雨夜の月ならぬ雨夜の星を決め込んでいるわけで、それだけで秋の夜長は十分楽しい。最近は天文のほうも話題が多くて土星の新たなワッカが見つかったとか、月の成分分析のためにNASAが月を爆破したとか。。雨夜の月を見ている身にして見れば本当に月が欠けてっちゃうのではないかとか漫画みたいなイメージが湧いてきて夜空を見上げる気にもならないというのが真相だったりして。