寒いのに

寒くても雪の予報が出ていても仮令ほんとに雪が降っても、もう春だな。また春になったのだな。街を歩いていても気絶しそうな眠気が襲ってきて夢遊病者のようであったり、晴れてもかすんだ薄いピンクの空から細かい塵状の物が降りてきて目や鼻や皮膚が炎症を起こして浮腫んだようになる。桜が咲いて気が晴れるまで続くのだろうな。塵状のものは全ての生き物が芽吹くために春という季節が用意した養分を沢山含んだ強壮剤なのだろうけど強すぎて副作用を起こしちゃうんだろうね。