とても寒い一日

明日の朝はもっと冷え込むとの予報で、冬の一番寒かった日を凌ぐという。春の大気には花粉だとか胞子だとか黄砂、目に見えない微細な物質や未知の塵なんかが大量に含まれているので、それが冷やされると纏わり付く様な独特の寒さになる。寒いのはいやだが数日の間、できるだけ雨にはなってほしくない。花の色が褪せてしまうような気がするから。
ついこの間まで冬の最中にあって寒さには馴れている筈なのに花の咲く景色を見た途端、この寒さは理不尽だと我侭な心地になる。これも春の気分。