洋食

12月はクリスマスの月であるせいかいわゆる洋食を作ることが多い。欧風気分になるのだろう。
西洋料理といっても、里芋のテリーヌだとか、長葱のムースだとか、和食っぽくはなるのだけれど。
今月に入って既に、エビのグラタン、仔牛のカツレツ風豚ヒレのトンカツ、ドイツ風肉団子(アンチョビとケイパー入りケーニッヒスベルク風)のシチュー、マッシュルームのブルスケッタ、等々拵えた。まだまだ!イブには骨付き鶏脚を赤ワインで煮込むコックオーバンにするつもりだ。

  • 西洋料理考

例えばドイツ風肉団子は酢漬けのケイパーを漬け汁ごと入れてさらにレモンの絞り汁も入れるから相当酸味を利かすわけだが、タイ料理なんかで強い酸味にならされているせいか、驚くってほどではなく、むしろ肉から出る脂を旨味に変える。このお皿をなめてしまうくらいの旨味が洋食の神髄なのではないかと考える。
西洋の料理はこのような木天蓼(またたび)的マジックを使うものが多い。ハーブや強いビネガーを多用するのはジビエや臓物の臭みを消して食べやすくする知恵でもあると思うが、狩猟民のエネルギーの源であると考えると、米っ食いの農耕民族としては敵わぬものを感じる。
洋食は旨いのだけれど、手がかかる割に抑揚がなく、というか平坦に感じるのはなぜか。パンやマッシュポテト・パスタなど添えはするけれど、おかずって感じじゃない。飯で味覚を休めながら食事する日常があるから旨いのであって。。ってのもあるし
あの量の油が平気で食える恐ろしさってのも。。。今日は納豆に御御御付けで