高曇り

雲一つない青空にまず一掃けの雲が浮かび、それから次々と吹き寄せられるように雲が空に詰まってきて雨に至る空の変遷とかあるけれど、昊天の色が次第に曇り色になり、挙句に猛烈な雨に見舞われた昨日。高曇りという空模様の表現に逢う。
知らず知らずのうちに迫って来る天空のだまし討ちの様な手口で、雷の音はいつも以上に高圧的に聞こえる。高曇とは、薄曇より雲が高いという区別でよいのだろうか。雲一つない青空から始まった異変は気付きにくかった。高所で起こる気象であるからより威圧的に感じたのかもしれないとも思う。
自然の現象に臆病になっているのは私ばかりではないと思うけれど、観察は怠ってはいけないと思う今日この頃。今日も朝から風が強い..

高曇:全雲量が9以上、視程1km以上、その最多雲量が中層雲(地上2〜7kmにある雲。実際には上部は上層雲の範疇まで広がっていることが多い。高積雲・高層雲)である場合で、かつ降水や雷のない状態の天気をいう。


薄曇:絹雲、絹積雲、絹層雲などの上層雲の雲量が9以上、視程が1km以上、それが最多雲量である場合の天気。過去には全雲量8以上が薄曇、中層雲が最多雲量の場合を高曇、下層雲が最多雲量である場合を本曇りという。          ブリタニカ

要するに、薄曇りの雲が一番高いようだ。気象予報士の試験は大変だな。。無理