積んどく山の裾野から

中村真一郎という著者名のみで古本屋の百円連峰から手に入れた本。筑摩書房・日本詩人選13『建礼門院右京大夫』今日はこれがヒット

中村真一郎は眞一郎の名義のほうで、モーリス・ルブラン『強盗紳士』を小学校の学級図書で読んだのを皮切りに、ジェラアド・ネルバル『火の娘』『暁の女王と精霊の王の物語』、ジャン・コクトー『双頭の鷲』他諸々、印象深い図書をこの人の翻訳で読んだ。

今や夢、昔や夢と迷われて いかに思へどうつつともなし

大河はここまではやらないだろうね。頼朝をナレーターに据えてドラマは進行しているようだけれど、藤原伊子(?)建礼門院右京大夫だったらまた違った面白さが引き出せはしないだろうか。とか一寸思った