銀杏城

熊本城のことを言うのだそうだ。加藤清正が築城の折に植えさせたといわれている。飢饉や戦の備えの為とか防火の為とか言われることもあるが成長が早く、火災などで損なわれることがあっても再生する力が強いその性質の為、記念樹として採用されたのだろう。
滋養に優れるといわれてはいるが、その成分もあまりはっきり解っていないようだ。数年前、健康食品で銀杏葉エキス配合の物忘れなどに効く健脳丸的な商品があったが、今はあまり聞かない。本当に効くのであれば欲しいなと思っていたのに。。
初冬のある朝突然、神社の境内一面が黄色く色づいた銀杏の落ち葉で覆われる。その静謐な現場で、出エジプト記イスラエルの民に天から下されたマナとはこんなものではなかったのかと思ったことがある