よからぬ説を聞いたばっかりにアルミの鍋を破棄することにした。したのはよいのだが先だって肉料理の付け合せに人参のグラッセを作ろうとしたところこの料理にはあのアルミの片手鍋が必要であった。運よくというか捨てる支度をして未だ台所の隅に置いてあった荷をほどいてもう一働きしてもらったのだが、いったんは捨てる決心をし荷造りまでしたものを召喚したことで物を捨てる折の後ろめたさを倍増で感じてしまった。なので本日早速に変わる鍋を探しに出かけたのだった。
自己流人参のグラッセバルサミコ酢を使い、終始強火で煮詰めてゆく。酢を使うので鍋の材質は大事だし、柄が樹脂であったりは熱で劣化するので避けたい。条件にかなうものは数なかったが、大きさと材質、作りと値段、なんとか折り合いをつけて購入してきたのだった。そうそう壊れるものではないので慎重に選んだつもりだが長く具合よく使い込めるように願う。今度のはステンレスだから使い込み感は期待できないか