あやかしの起源

涼風がたち 夏の頽れる(くずおれる)音が した   
涼風とは晩夏の季語とあったが、ほんとは夏の盛りの季語だと思う。猛暑のさなか立った風にホッとして、風鈴の音に涼しさを感じる。実際は涼しくもなんともないのに涼を感じたと己を偽るのである。妖怪変化などのもこんな人の心に隙をついて生まれたのかもしれない。『もののあやかしかようのことぞと皆人にあんどさせて。。』百鬼夜行もののけたちも雲散霧消する時期。さみしいね
今週になって急に気温が下がり、過ごしやすい日が続く。こんな時、まだ秋風には早いような気がするが、涼風との間に吹く風の名を知らない。我に返る過渡に物憂くもなるのは常の事、すぐに食い気の秋となる!