天邪鬼処世術

久しぶりの晴れ日なのに気持ちは塞ぐ。つらつら考えてみるに気分ふさぎがちの傾向にあるのは晴れの日が多い。あくまでも私個人のことではあるが...
悪天候というのは雨風が支配する日のことを言うのだとすると、そんな日は何もない日であってもその現象だけで飽きずに過ごせる。嫌なことを思い出すのを忘れるのである。唯自然に身を任せて五感を研ぎ澄ませることの心地よさ。強すぎる風や雨に身構える緊張感を伴う日は尚のこと気分が楽である。
真っ青に晴れあがった寒くもなく暑くもない本日の午前中のような天候の下、出会った人に対しては、「いいお日和で」と挨拶する。間違っても天邪鬼の本性は晒さぬのよ。