猫友

昨日の写真の猫とはずっと携帯の窓越しでしかあったことはなかったが、場所を探し当てて会いに行くと、唐突に目の前に現れて待ってたよといった。
野良猫で警戒心がひときわ強いので近くで会うのは期待していなかったからいささか面食らってしまう。
数年前まだあどけなさが残るころに出会ったが、仲良くなったのはこの子の双子の妹の方で、愛くるしい美形の所為かちやほやされ慣れていて我儘だった。猫の我儘は美徳である。気まぐれで優雅、可愛さが引き立つ。
それが一昨年の冬だったかひどく寒い冬に姿を消した。常連のファンの人がやはり常連のお釜のお姉さんが身を案じて連れて行ったと教えてくれた。難もなく大人しくつれて行かれたそうだ。  くるか?うん
その子の兄にあたるのがこの子だ。もっと人見知りで愛想もなく、ただ常に遠くにいてこちらをうかがっていた。妹がいなくなってしばらくして徐々に近づいていることに気付く。
猫的にはいかがなものかと思うが、不器用で誠実な猫柄は好ましく、今や懇意にしてもらってる。


野良といったが猫という動物は人の社会から離れて存在しない。鎖でつながなくても身の回りのどこかにいるのだ。常に縁ある者のそばにいる。
野良とは放蕩という意味もある。ほしいままにふるまうこと