緑の海に溺れる

AVRIL2016-05-18

丸一日山椒と付き合う。
一粒も無駄にすまいという決意のもとの作業に、きき爪は損傷するは 指はつるは ふやけるは 
小瓶で十ばかりの瓶詰ができたのは夕刻。背は痛むし足もつる。転がり出るように夕餉の買い物に出るとからりとした気候は心地いのだが、一仕事終えた満足感はない。結果を楽しむのは二週先!でどっと疲れが出る。
数時間に及ぶ手間仕事には耐えられても待てに弱い性格は変えられぬ。
買い物から帰って、部屋中に充満するテレピン油のような揮発性の強烈な香りに驚いた。好きな類の香りであるが今日ばかりは爆発するんでないの?って、やばい薫りに思えた不思議