痛みの記憶

陶芸には、土に菊の花びらのような規則的なひだが出るよう練り上げる菊練りという作業工程がある。以前これをやりすぎて左手首の関節炎を患ったことがある。仕事にしていたこともあり故障を押して無理をした。
仕事から離れてずいぶんになるというのにぶり返して、ここ数か月というもの痛みに苦しんでいる。きっかけは思い当たらないのだけれど骨とか関節にかかわる病というのは一度捕らわれると一生ものらしい。異例の日照不足が引き金ではないか。とかを疑う
観念して収まる時を待つしかないのだけれど、手首という部位はどんなに気を付けても神経に触る動きを取ってしまい、一日のうちに何度か電流が流れるような痛みが走る。パブロフの犬の様にそれは大脳のどこかに作用するらしく、精神に及ぼす影響の方が気になりだした昨今。まずい。。