下書き屑箱から
暮れも押し迫った頃、やっぱ見ときたいかなと上野の西洋美術館へ出へけた。クラナッハ展
ルカス・クラーナハと表記されているが私はルーカス・クラナッハと表記されて高階秀爾、坂崎乙郎、澁澤龍彦氏辺りの紹介で知ることになった。
西洋美術館で見るにはうってつけ。展示室は地下である。戒壇巡りのようではないか。黄泉の世界のテーマパークのようで…
何が言いたかったんだろうなとおもう。あんなにきれいに修復されて 『冷たい視線が惑わせる』 みたいなキャッチをつけられて 何がエロスだ笑らわせやがる!って書こうと思ったんだろうけど、クラナッハはこういう見せられ方を望んでいたようにも思えてきてやめたのだったかな
やっぱり奇麗すぎる修復は死に化粧を施されて棺桶に横たわった死体みたいで哀しい