失われた時を求めて

この頃のマイブームは甘酒。料理番組で取り上げられた影響でか、スーパーにはいつもの冬には見かけない程華やかに板粕や酒粕、麹種まで並ぶ。
一冬一度位は拵えるが、今年は麹から起こした甘酒まで作ってみている。ボロ市で飲んだ麹の甘酒が思いの外うまかったってのもあるが、紅茶に浸ったプチット・マドレヌが不意に呼び起こした記憶の絵みたいな現象が私にもあったのだ。
雲の切れ端が頬をなでた。父と二人だけで山登りをしている。高尾山かな。。幾つの時だろう。結構緊張関係にあった親子だったがこんなシュチュエーションもあったんだな。あまりにもクリアでリアルな記憶に驚いた。途中の茶屋で甘酒を飲んだのだった。薬味のショウガが効いていて身も心も温まる
今年私の歳は父が死んだ年齢にならぶ