小望月

AVRIL2017-05-09

翌日の満月を待ちわびるといった意味から待宵ともいう。
うちの猫の額庭でも植物たちがざわざわしている。やがて来る青嵐に備えてか久々に降る雨を讃えてか、静かに沸き立っているのである。
寿美礼や慈姑の若芽は鉾のような葉を天に向かって垂直に立て、八つ手は高曇りの空に向かって拍手を送っている。

くだんの文書家の言葉に、ヒト科の怠け者は、どんなに努力しても、本物のナマケモノには敵わない とあったが、季節は、天功は、厄介な物臭壁のある者をも、もぞっと動かす力があるみたい。