秘色

AVRIL2018-06-07

出光美術館へ「宋磁 神秘の焼き物展」を見に行く。
楽しみで見に行くのだけれど、矢張りあの深山幽谷に抱かれた沼のような秘色色に引き込まれて、ずぶずぶ沈んでゆくような後味がなかなか抜けずに往生している。陰刻の釉の溜まりに足を取られて助けを呼ぼうにもそこは人里離れた山奥で…自ら望んで人気を避けた癖に助けを呼ぶなぞとはあさましいと山の神が嘲笑う。秘色とは懲りずに嵌る底なしの沼だ

http://d.hatena.ne.jp/AVRIL/20140325
http://d.hatena.ne.jp/AVRIL/20110226
http://d.hatena.ne.jp/AVRIL/20100922/p1