蜥蜴は幻ではなかったよ。この夏摘み取った雑草やら伸びすぎて刈り取った枝の小山の下で冬籠りを相談していた。仲間と
葉と同化したような緑の紫陽花。葉陰でたわわに実った銀杏の実が枝をたわめて、こぼれ落ちた若い実は蛍光色の黄緑のようで、はっとするほど新鮮に苔の上で発光している。捩子花の新芽がすっかり枯れ落ちた茎の根元からよじれながら芽吹き、あと少しするとい…
九月の声を聴いたとたんに日暮れが早くなったような。 早朝雨でも降ったか地面がぬれて今日も一日はっきりしない日になるのだろうと思っているとお昼ぐらいから晴れる。日の光が嬉しかった。夏の気温が戻ったのも許せる。 長月の空色袷きたりけり 一茶 九月…
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