2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

寒い朝

ここのところ暖かい床をわりかしすんなり諦めて抜け出す。未練が無いわけではないが二度寝しても夢の質が悪いからだろうかとか思う。寒い部屋を眺めつつ何か夢を紡ぎ出せないかと固まっている。

師走へ秒読み

街には数日先の師走を睨んだ緊迫感が流れ人が少ない。どいたどいた。もたもたするな。じゃましないでね。人たちは個々に疎外感を強め、何事につけ辻褄を合わせる作業に没頭する。 こんなときは私だって忙しいのだと言い返せなくてはいけない。また言わなくて…

少しは

頓と物も思わなくなっている。ちなみに頓*①とどまること。とどこおること。「停頓・頓挫」。②ぬかずくこと。 いごかねばと思うと固まってしまう。外へ出ることだけに一日に必要なエネルギーの大半を使っているような 迫ってくる師走の景色に飲み込まれるこ…

木枯らし一号

今日は風があるなと思っていたら木枯らし一号だそうだ。夕方のニュースで聞いてからどうも引っかかる。木枯らしなのだ木枯らし一号。。一号。次は二号か? 春のこんな風は春一番で歌の歌詞にもなるくらい響きがいいのに一号とは無骨だ。だから聞き流せなかっ…

鉄砲玉

首輪が外れた犬みたいにズドンと家を出る。ピンボールの玉のように突き当たったところから勢いを補充して別の方向へ。ついに足の小指のつめにひびが入る。 立ち寄った公園では菊の展示をやっていて顔の大きさほどの見事な花を閲兵式のように後ろ手を組ながら…

たくらみ

人って言うのは謀とか企みごととかが好きだな。裏には何かあるに違いないといって報道に釘付けだ。今に始まったことではないが、娯楽の様に人事のようにただ熱狂する。忘れたいこと見たくも知りたくもないことに目を向ける暇もない。無いようにないように。 …

好物

永谷園の茶漬けの元茶漬け。認めなくてはいけない弱点として猫舌だ、というのがある。人には暑いものは熱いうちに食せと口うるさく言うが本人は熱々のものが苦手なのだ。で製法はいたって簡単。残りご飯を一膳の半分くらいの量ずつ小分けにして冷凍する。お…

縦しんば

継続は力なりというが、そうだろうか。よしあしに関係なく、継続というものはいずれ麻痺するものなのか。歳振れば酸いも甘いもかみ分けるというのも疑問だ。目も弱く噛分ける歯も心もとなく、長年にわたって研ぎ澄まされた先に在るのは賞味期限切れの吉兆な…