2011-01-01から1年間の記事一覧

恒例のイブの食事が終わって気抜けしているところである。 オニオングラタンスープの玉ねぎが大きくてみずみずしかったた所為か炒め時間一時間と二十分余りかかり、コックオーバンは今年ポイントの引き換えで手に入れたストーヴのオーバル鍋のおかげで上出来…

ひとはさるもの  隣国元首の死

そんな遠くない未来に約束されていたことが起こったに過ぎないのに、予想だにしないことが起こったかのような騒々しさて包まれる世間。 かろうじて屠蘇を祝おうという気分ではいたものを。。 震災時にお見舞金を受け取っているはず、礼はどう尽くすつもりな…

腐葉土

枯葉が腐ってできた土のことを言うとあるのだが、まだ土にはなっていない、落葉などが朽ちて雨にもまれ風にもまれして崩壊するすんでの状態になったもののことを言うのだと思っている。買ってきた腐葉土を痩せ始めた土に漉き込むと初めはふんわりと土壌自体…

パン粉

近くにおいしいパン屋があるってのも洋食を夕餉のメニューにしようと思う要因になる。 残ったパンを翌日の朝食でフレンチトウストにする話は前にも書いたが、そうたびたびは飽きるし、量的に入用が残るとも限らない。大概は乾かしてパン粉にする。フライ用ば…

洋食

12月はクリスマスの月であるせいかいわゆる洋食を作ることが多い。欧風気分になるのだろう。 西洋料理といっても、里芋のテリーヌだとか、長葱のムースだとか、和食っぽくはなるのだけれど。 今月に入って既に、エビのグラタン、仔牛のカツレツ風豚ヒレのト…

月食

サロメの赤い月は皆既月食の月だったか、テレビの望遠レンズ越しの映像を見ながらぽてっと気分まで浮腫み気味。きっと十六夜月のせいで重力の具合が変なのだ。倍率が高いと月に照準を合わすのは至難なんだよ、とか言いながら窓を開けて夜空を確認することも…

沙羅の樹下にて

釈尊は齢八十クシナガラという所の沙羅の木下でなくなったとされている。「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の断りを表す」釈迦の臥所の四隅に二株ずつ生えていたということから双樹、釈迦入滅とともの黄色であった花の色は白…

つらつらと

松本清張が描くような小説がなくなったのは、政治にも経済にも巨悪がいなくなったからだとRVRで村上龍氏が言っていたが、それは政治や経済での話ばかりではないだろう。映画でも絵画でも巨匠というのが少なくなって、見るもの聞くもの、面白いけれど過ぎてし…

菩提樹の下で

紀元前428年12月8日釈迦牟尼が菩提樹の下で悟りを開いた日に、日本は真珠湾に奇襲攻撃をかけ、太平洋戦争が勃発したのか。。。

雨上がりの空

雨上がりの空晴れて 雨が上がってから吹き始めた風の音に 聞き耳を立てていて 眠るときを逸する この風は吹き 集める風か 払う風か まだ時々荒い息を立てている

ケン・ラッセルの「悪魔」なんてユーチューブで見れちゃうんだ。すごいな、と思ってぽかんと他にもいろいろ見た。見続けていると別なものも見えてくる。創造する側の手管というか手法みたいなものなんかがわかってくるとやっぱりいいなとか嫌いだなとか。大…

追悼

ケン・ラッセル あの実験映画を見たのはいつのことだったろうか 月の光の下、ロココの宮廷人の成りをした人物たちがフランス庭園を背景に動き回っている 10分くらいの短編だったと思う。モノクロだったっと思う。それ以外の要素を思い出すことのできない映…

霜月晦日

気ぜわしさの渦の中に飛び込む準備はいいですか? いや〜!!!!! 風邪気味だし頭痛いしおなかも痛くなってきた。 毎年こんな。泣こうが喚こうが時の容赦ない冷酷は馴染みのはずなんだが。。。 追い立てたって駄目だということだって知っているくせに追い…

どん

曇天の どんに鈍いの文字を当て 云えばまことに的射たり な日 きれあじわろくにぶくのろい。ずんぐりとふくれてなまっている

壊れた

手元にパソコンがない日々が二週間近くあって、相当依存してるんだなと、思い知らされる。 何か書くことを探して日々を過ごそう。でないと感性がなくなってしまうような。。これを中毒と言わずしてなんと

初冬

朝、カタバミが傘を閉じた時のように葉をたたんでいるのを見て、時は既に晩秋ぎを越えて冬に突入したのだと気づいた。途端、急に身体が強張ったように寒さにすくみ、ぎくしゃくと思うが侭に動かなくなる。 厚着をして外へ出ると暑い。歩きながら脱いだり着た…

うちの庭

今年はベランダの緑再生に努めた年だった。見渡すと去年の今頃泣く泣く排斥した緑が、また趣を異にして甦っている。 死守した山椒が、鉢を一回り大きくした所為か幾分大きくなった。が得体のしれない何者かが少しづつ喰っているらしいことに気が付く。 捨て…

気分だけは秋っぽく

立冬だというのに陽気は冬に程遠い。 明るく良く太った月が 朧な光を拡散させて 漫ろな気分に 輪をかける

寝違え

治そうと風呂を余計に浸かったり、暖かいお絞りを当ててみたりして、却って痛みを広げてしまった。冷やさなければいけなかったようなのだ。苦しみから逃れようとして、逆さの手当てをした。 このところのやることなすことの筋違えがついに体現したって感じだ…

魘されるような悪夢はほとんど見ないのだが。。。 昼間から調子が悪かった。それでも金曜の晩、秋の夜長を何して過ごそう、外は心地よい雨音で、針を持つもよし、読みさしの頁を繰るもよし、と楽しみにしていたにもかかわらず、夕食の後、気負失うように眠っ…

頭痛外来

医者に頭痛を訴える患者というのは凄い表現者なのだ。 痛みというのは究極、個人的なものであって、決して他者と共有できるものではない。 頭痛によって脳が膨れるように痛み、更には頭蓋で圧迫されるようで鈍い痛みも加わる。痛みが続き耳鳴りがするのだが…

来し方に

いつの間にか、影の色が濃く、長くなった。いつまでも夏に忠義立てしてばててもいられんだろうに

彼岸の蝶

黄色い朝鮮朝顔の花が下を向いてアスファルトの道路すれすれに揺れている。ソシアルダンスのスカートのようで、古いワルツのリズムに乗っているのだが、曲名は何だったか。。 低くなった陽射しに射られた青い銀杏の実がこぼれている雑草の茂る地面すれすれの…

奇妙な眠り

眠りが足りなかったせいか、食後、すとんと穴に落ちる様に眠りに落ちた。そのこと自体はよくあることなのだが、さっきのは不慮の事故にあったような後遺症が残っていて、不快なのである。ほんの小一時間眠っていたにすぎないのだが、落ちた時の衝撃で何処か…

秋めきて

軒先を トンボに取られて 所在無く 本でも読むか 糸を繰るか 一寸庭の世話をしようと出てみると、午前中、如雨露の先に止まっていた赤蜻蛉が向きを変えただけでまだそこにいた。今日は外の用は無しだな。蜻蛉にしたって、朝には、天気もいいし思いっきり青空…

お題はどぜう

遠く富士の山影が沈む夕日を背景に浮かび上がる。開け放たれた窓に向かい祖母が背中をこごめて熱心に何かこさえている。 まな板の隅に生きたどぜうの頭を釘で打ち付け、鯵切の根元を持って、切っ先で腹を裂き内臓と中骨を除き頭を落とす。どぜうは我が身に起…

観劇

日比谷の帝劇が百周年を迎えたということで、先週あたりテレビで劇場中継とかやっていて少し見た。 帝劇で何を見たかな。何か見ているのだけれどあまり多くはない。スポンサーの祖母が、ここの出し物をあまり好まなかった所為もある。舞台が大きすぎて細かい…

午後派手に雷が鳴りだした。庭下駄を取り込もうと思って戸をあけて空を見上げると、頭上は不穏な黒雲に覆われだしていて、すぐに大粒の雨に呑みこまれた。西方を見ると、太陽に薄雲がかかって白熱灯のように輝いている。一瞬雨との境にいた。 黒雲の上を幾つ…

唐招提寺

唐招提寺修復の番組を見た。一寸前に映画「天平の甍」を見ていたので尚のこと興味深く見れた。番組は2001年制作のもので再放送であった。十年に及ぶ平成大修復の始まりを記録したもので、、すると今年その修復は終わったのだろうか。 唐招提寺は国宝でもあり…

来迎会

三年に一度の祭り九品仏浄真寺の二十五菩薩来迎会を見に行く。 欠かさず出向く理由が、境内で配られる団扇で、今年も無事手に入れることができた。丁度三年くらいで、そろそろ取り替え時になる我が家の寿司づくりの必携アイテムなのだ。 浄真寺は結構広い敷…