2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

六月も余すところ

六月 串田孫一六月のねむい大気 それをいいことにして 六月の太陽は霞み それをいいことにして 私は機嫌がよくない きんきん鳴る野暮な耳 では遠くを見よ 今日は遠くも 六月の大気 夏の邑欝。明るさや華やかさのかげにかくれて、沈黙の夏は邑欝な想いにやつ…

晴れ空

夕刻に傘を持って出かけると、用を足しているうちにあっという間に晴れあがってしまった。 面白い空だった。何層もの雲の層が確認できて、一番下の雲の流れのはやいこと。 速度も色も何層にもなった雲の奥に見える青空の蒼の鮮やかなこと 雨過天晴雲破處(う…

迷迭香

ローズマリーの漢名。マンネンロウ(万年蝋) 人を惑わすような香りの草という文字面の「迷迭香」と表すのがあっている気がするし好きだ。 植物愛好家のよう見えるかもしれないし、そう思う向きも多いが本人的には少し違う。 執着はしていないのである。であ…

夏至に

目が覚めると静かに雨が降っている。 雨が少ない故の草木の苛立つ声に影響されてか 恐れにも似た悲しい気分に纏い付かれて どんよりしたの日々を過ごすことが多くなっていたので 気分は晴!捩花の花穂も上がり、慈姑も勢いづいて、数珠球も順調。菫草も株数…

耄ける

ほうける。ほうけると引くと【惚ける・耄ける】とでる。このままぼけてもなと無為に引いてみたまでのことなのだが、毛の上に老いか。。。まんまじゃん! おいぼれると改めて引くと、老い耄れるとダメ押しのごとくの字面 知何に、ほおけると引いてみると【蓬…