2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

木の芽時

今頃の雨は一雨毎の暖かさといって歓迎される。最近ではあの水っぽく重たい春の雪にも恵まれなくなって不満は残るが、寒の戻りと小春日を半返しみたいに繰り返し、時は確実に百花繚乱の春へと怒涛のごとく突き進んで行くのだ。そんな時の流れに乗ったという…

花粉症

目の縁が鼻の頭がかゆいし皸も出来る。あかぎれってこんな字をかくのだ。皹とは寒さに冒されて皮膚が荒れ裂けて痛むもので、皴(しゅん)〔しわ・ひびの意〕とも言い、冬の季語だ。蕾が膨らみ台所で里芋や大蒜も蒼い芽を覗かせている此の時期に。地面の亀裂…

微睡

微睡まどろみと読む。目(め)蕩(とろ)む。文字どうりまなこゆらぎうとうとと眠ることだ。なんて素敵な言葉だろう。しばしトロトロと眠りたい。 ここの所の眠気だけが襲ってきて実際にはまどろむことも出来ない苦しさに嗚呼春なんだなと忌々しさというか変…

朧月

立春を過ぎると寒いのだがガラッと寒さの質が変わるように思う。しどけないようなさむさとでもいおうか、湿気を含んでまとわりつくような気象であるように思う。夜空に上る満ち行く月も朧であり気分も漫ろで昼間の眠いことといったらない。 しどけないとは身…

節分

季節の移り変わるとき、立春・立夏・立秋・立冬の前日ことをいう。特に立春が新年なので大晦日の夜に執り行われる悪鬼を払い疫病を除く宮中の儀式が行事として育ったのだろう。追儺(ついな)http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%BF%BD%E5%84%BA&…

如月

衣更着とも書くので着物をさらに重ね着る意かと思っていたら、それは誤りだそうで、草木が更生することを指しているのだそうだ。「生更ぎ」もしくは、きぬさらぎ。 更生とは生き返ること。蘇ること。反省して生活態度を改めること。不用品が見直され再び利用…