2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

秋のとば口

一寸外に出ると乾いた熱風が煽るようにふいていた。空が高く夜が長く、何かせっつくような想いが押し寄せてきて暑さでダメージを受けた身に被さってくる。それが何なんだか判らないので苛立つような感覚。すっかり秋だ。お菓子でも焼こうかな。

萩咲いてた

一寸ここのところ無い派手な雷を伴った夕立が降り出して夏も終わりだな〜なんてごくごく平凡な感慨にふけろうとこの夏の想い出はなんだったんだろうと自問してみると何も浮かんでこない。その空虚さが夏っぽいのだが。。 ゆく夏に想うもの無し宵の口 にわか…

虫の音

昔、鈴虫を飼っていて、それは夏休みの宿題のためではなく、家のものの誰かの趣味だったみたいで、熱帯魚の水槽に土が入れられていて、冬中も時々霧吹きで乾燥しすぎないように世話を焼かれ、卵がかえる頃になるとみんなの不安の入り混じった視線が届くとこ…

ざんざんしょ

一寸涼しくてしんみりしたりしていると今日みたいにがんと暑くなり、ばてた身には大いに響き、手足が抜けるようにダルイ、を通り越して鈍い痛みのようにすら感じられたりする。断末魔の夏の応酬。

え!

日記が良いな。ブログってなんかいやだ。 ますます書きづらくなる様な気がする。。

虚蝉

身は空蝉の心地して 昼間の熱を放射して、篭った暑さで寝苦しく、眠れないことに焦れて、それでも何とかうとうととすると突然ドアをノックする音で飛び起きる。夜明けにはまだ早く真っ暗な夜のうちである。こんなん時間に訪れる人も無いはずで夢でも見たのだ…

台風が近づいている

外は断続的に雨風が賑やかで高温で多湿の大気は重く時の動きすら緩慢にするかのよう。夏という季節は毎年こんな風に人を侵食し痛めつけながら過ぎてゆく。

若精霊

猫旧盆も近い。猫にも魂はあるのだから春に逝った堂守猫も新盆を迎え、賽銭箱の前の縁辺りにふわっと戻ってくるのではないかと。。 その猫とは随分長く付き合ったように思うが振り返ってみれば去年の十月に記述があり、出会ってからもまだ一年とはたっていな…

夜叉

その地に夜叉塚というのがあって・・ 夜叉とは、インドの神話で森林に住むとされる神霊で鬼神である。それが天竜八部衆に纏められたりして仏法を守護する者として奉らるようになる。神として奉られはするものの異形の怪物で、鬼竜の類として永劫恐れられ続け…

試収穫

一寸涼しくて正気付いた。何遣ってたんだろ。死の季節真っ只中だもの一日死んでたのかもしれない。風船葛の風船が薄っすら黄色く色づいてきたので一つ刈り取ってみた。上出来の三つの種が出来ている。食べられるものではないけれど嬉しいものだ。百個を確認…

百鬼夜行

様々な妖怪が列を成して夜行するという。妖怪物の怪というものは単体であえばその得意妖術でもって騙くらかされるか遣られちゃうかで恐ろしいとは思うけれど団体で練り歩いている様はなんともユウモラスで見れるものなら見てみたい見ものだろう。人の行いの…

葉月八月

昨日は二の土用丑の日ということらしく盛大に鰻が売られていたが、要は暑さをしのぐに勢のつく食べ物であればよいのだろうと、とろろ汁にオクラに納豆とずるずる物満載の食卓にしてみた。さっぱりと爽やかな夏の食事になった。 本日より八月。ハツキと清音で…