2017-01-01から1年間の記事一覧
かっこいいな
人間って勝手なもので、普段死について語る時、そんなのあたりまえのことだ とか いつかは死ぬのだから とか 言ってるくせに 親しいもの 近しいものの訃報を聞くと あらかじめ覚悟をし、備えのできた者の心境で事態を受け入れることはできないものだ。まして…
あまおとを きいてるだけで ぬれねずみ
昨日は妙に時間がゆっくり流れていたように思った。 一週間も続く秋雨の一日というだけでなく、なんか不思議な力が働いたような。。ゆったり流れに身を任せていたら。。。 打って変った今朝よりの晴れ空の下、時はあれよと過ぎ去り、欺かれた気分 湿気を含ん…
季節の移り変わりのスピードが速くって、ついて往くだけで息が上がるくらい消耗している。 疲れているものだから、気を失うように眠りにつく毎日を送っていると、今という時間から徐々に離れて、気が付いたころには取り戻す気も起らないほどに後れを取ってい…
紅花の赤い色素は自ら光るそうだ。 自家発光する赤なのだ。光によって認識されるだけではなく、自ら色を主張する色 ということなのだろうか? 先だって、まだ青い銀杏が落ちているのを見て、もうじき銀杏拾いの楽しみがやってくるのだなと細やかな楽しみの到…
此奴はこの気候が好きなのだ。湿気が多く、曇天で、急に気温が下がる今日みたいな日は好物のメランコリーがたくさん落ちている逃げ場のない酷暑から解放された人は、突然与えられたこんな気候の中で、安堵とか喜びとかを感じるよりも先に根拠のない不安に囚…
不思議な夏だった。 植物の活動はすべて遅れ気味ながらここへきて盛ん 忍草は旧葉の紅葉と新芽の目覚めが同時にスローモーションの時間の中で同時進行中 数珠玉は沢山実をつけてはいるが白化したお骨のような軽い実だ それを遅れて咲く決意をした百合の花が…
先日、衝動買いでスニーカーを買った。 物を買わないとなると食べ物以外何も買わない。しかししばらくすると何に対しても興味を持てない自分を感じて慌てるのだ。その結果がある日突然の衝動買い!みたいな形で表出する。のではないかっておもう 連日の猛暑…
六月 串田孫一六月のねむい大気 それをいいことにして 六月の太陽は霞み それをいいことにして 私は機嫌がよくない きんきん鳴る野暮な耳 では遠くを見よ 今日は遠くも 六月の大気 夏の邑欝。明るさや華やかさのかげにかくれて、沈黙の夏は邑欝な想いにやつ…
夕刻に傘を持って出かけると、用を足しているうちにあっという間に晴れあがってしまった。 面白い空だった。何層もの雲の層が確認できて、一番下の雲の流れのはやいこと。 速度も色も何層にもなった雲の奥に見える青空の蒼の鮮やかなこと 雨過天晴雲破處(う…
ローズマリーの漢名。マンネンロウ(万年蝋) 人を惑わすような香りの草という文字面の「迷迭香」と表すのがあっている気がするし好きだ。 植物愛好家のよう見えるかもしれないし、そう思う向きも多いが本人的には少し違う。 執着はしていないのである。であ…
目が覚めると静かに雨が降っている。 雨が少ない故の草木の苛立つ声に影響されてか 恐れにも似た悲しい気分に纏い付かれて どんよりしたの日々を過ごすことが多くなっていたので 気分は晴!捩花の花穂も上がり、慈姑も勢いづいて、数珠球も順調。菫草も株数…
ほうける。ほうけると引くと【惚ける・耄ける】とでる。このままぼけてもなと無為に引いてみたまでのことなのだが、毛の上に老いか。。。まんまじゃん! おいぼれると改めて引くと、老い耄れるとダメ押しのごとくの字面 知何に、ほおけると引いてみると【蓬…
翌日の満月を待ちわびるといった意味から待宵ともいう。 うちの猫の額庭でも植物たちがざわざわしている。やがて来る青嵐に備えてか久々に降る雨を讃えてか、静かに沸き立っているのである。 寿美礼や慈姑の若芽は鉾のような葉を天に向かって垂直に立て、八…
退屈 退屈すると何かやりたくなる。 したがって怠け者にやる気を起こさせるには 退屈させるに限る。 問題は、怠け者という人種は何もしないでも 退屈しないでいられるという 特殊な能力の持ち主であるということだ。 by chimako tada
去年はいつのことだったか、やはり嵐の日に咲いて風に倒され短い開花期を終えたと記憶する。 植物というのは荒れた天気が好きなのかな。昨晩は嵐。 ひょっとすると気圧を利用して発芽したり開花したりするのかもしれない。今年は小さい蕾がもう一つ控えてい…
冬に入る前のある日に若い金蛇が一匹、「宿を借りるぜ」と言ってきた。 啓蟄過ぎれば徐々に庭いじりもしたくなるというものだが、今年はそんな訳もあって少し遅れた。 自給堆肥溜りの底にいつもだったらごろごろいる黄金虫の幼虫が一匹っもいない。蚯蚓を見…
だめかとおもっていたら。。 なきそうになった
棗(なつめ)が切れそうなので買い出しに出た。 此処,中華街では以前はあまり見なかった層のご婦人方が多くおいでだ。行動も風体も似ているので余計目につく。なんかあったのか。なんだろう。どうもNHKが健康食材、特にお茶などの情報を多く発信しているから…
銀の毛皮を脱ぎ捨てた白の貴婦人空に舞う
時短 嘆きとともに 訪れる 別れの季節 春の端 弥生三月 曙の 空朧 巷もおぼろ ぼろぼろを 朧々と云うなり ときみじかなげきとともにおとづれるわかれのきせつはるのはなやよいさんがつあけぼののそらおぼろちまたもおぼろみもおぼろぼろぼろをろうろうという…
買い物に出るとぽつっと雨粒にあたる。 本日は春一番が吹いたとかで一寸動いたくらいで汗ばむ気候。このくらいの雨で引き返すような遠出ではなし少々濡れたって構やしない。と咄嗟に思って用事を片付けにかかるべく足を速める。何件かの用を足し、あとひとつ…
日曜美術館『幻の青磁千年の謎』から 雨過天晴雲破處(うかてんせいくもやぶるるところ)の蒼を求めた北宋の皇帝徽宗の青は今現在も追求し続けられている夢の青 天青色と呼ばれる その色彩を帯びた器 汝窯の青磁が最近23億円という値段で取引されたらしい。 …
だめだわ!村崎敏郎氏のに戻る。 恋愛は、それ自身一つのおきてのようなものであり、その人間の進路を定めてしまう。 林語堂 初めに引き付けられた印象以上のものはないってことか。岡村孝一に長島良三、菊池光…ほんとかっこよかった! なんのことでしょうね…
アンナ・ヒヤゼムスキーかわいいな 東風っていうとゴダールの映画を思い浮かべてしまうがこれじゃない けど ざわつき感は近いかな昨日今日と盛んに外を吹きまくっている風のことをいいたひ。 こちふかばの風。いろいろな呼び方があるのだね 朝東風に 井堰(ゐ…
買い物に出ると何時にない人出で、更に人だかりまでできた一角がある。物見高いものだから押し合いへし合いの中に滑り込むとその先にあるのは太巻きの山。毎年のことだけどますます盛況のようだ。でも買わない。食べきる自信がないから あれは関西の、さらに…
片づけなきゃ。で探していた再読したかった本をが出てきた。時の娘 (1954年) (Hayakawa pocket mystery books)作者: ジョセフィン・テイ,村崎敏郎出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1954/01/10メディア: 新書この商品を含むブログを見る開けてその字の小さい…
この頃のマイブームは甘酒。料理番組で取り上げられた影響でか、スーパーにはいつもの冬には見かけない程華やかに板粕や酒粕、麹種まで並ぶ。 一冬一度位は拵えるが、今年は麹から起こした甘酒まで作ってみている。ボロ市で飲んだ麹の甘酒が思いの外うまかっ…
一度だけ胸のすくような修復の例を見たことを思い出した。 それはもう四五年前になるが 東京国立博物館で開催された 「ボストン美術館 日本美術の至宝」で快慶作 弥勒菩薩立像(みろくぼさつりゅうぞう)を見た時のことだった。 鎌倉時代の仏像といえばほとん…