2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

甲虫

去年のことだった。落ち葉とか花殻とかの掃溜めに大きな虫の幼虫を見つけてもしかしたら兜虫かもしれないと熱心に飼育法を調べ飼ってみたことがある。ネツカフェの大瓶に七八分腐葉土を詰め蓋に針穴をいくつかあけ真っ白いカブト虫の幼生を楽しみに待ったが…

弊害

ようやっとうちの捩花が満開。が今年は蟻を一掃してしまった所為で思わぬ弊害を出した。根分けした捩花部門に限って言えば四箇所のうち二箇所の花穂は無事に開花したのであるが、他は残念なことであった。 一番立派な根と葉振りを持った鉢のが急に枯れだした…

梅雨の晴れ間

用を済ませた後の散策に文字花探しをしてみた。空き地とか露地とか粋人物好きの庭とか。。それは街中ではないだろう。一歩裏の道に迷い込んでみる。その辺りで以前文士長屋跡と言うのに往きあったことがあって、日当たりの悪いくの字の路地に今でも長屋風の…

風船葛の花が咲いた

思っていたよりも早く思っていたよりも小さな花が咲く。そして存外成長が早い。場所を空けてやらないと。。生き物を飼うのは大変!

竹取物語の〆

今月11日に月面に落下した月探査衛星の落下直前の画像を見た。 この探査機は「オウナ」と「オキナ」二機の衛星で構成されていて「オキナ」のほうは今年二月既に月面に落下済みなのだそうだ。7月には数十年ぶりの日食があるとかで天文ブームが湧きつつあるよ…

みつかった?なにが・・

毎年この時期に調子を崩すのはもしかしたら先へ行ってさらに過酷な暑い日々を乗り切ってゆくための自己防衛なのではないかと思ったりする。気合で散歩を兼ねた買出しなんかへ出ると緑青のような銭苔の生えた露地なんかに気分は慰められたりするもので。。こ…

ねじ花のねじには捩一字をを当てるのが一般的みたいなのだが、他にも螺子・捻子・捩子・螺旋と書いてねじと読ますのもあるようだ。 捩 ネヅ(捩づ:生糸の綛)の連用形 ぢ・ぢ・づ・づる・づれ・ぢよ からきていて古語の辞典や季語などの表記にはネヂとある…

捩花

冬のうちに根分けをした捩花が花穂を擡げた。「蛇が鎌首を擡げる」のもたげるという表現がぴったりのラン科の植物で、根生といって葉が直接根から生じた様な形態をしていて動物的な迫力がある。今頃から7月にかけて40cmほどにもなる花穂を上げ螺旋状に…

旬の味

六月も丁度中。本日は夕餉をキャベツに人参じゃが芋セロリを荒引きの腸詰と供にブイヨンで煮たポトフにした。これらの野菜は六月に入ると新とは言わないのだそうだがまだまだ瑞瑞しく冬とはまた違った趣で旨かった。蚕豆や豌豆枝豆といった時期の野菜も楽し…

紫陽花

鎌倉とか下田とか箱根の登山鉄道とかで紫陽花が満開だというニュースが流れるなか、内の豆紫陽花はもはや立ち枯れの域に達し、早めに切ってしまったほうが木への負担が少ないというので切った。豆紫陽花といっても今年で確か三年目か四年目の花は年毎に大き…

寿司とかくのは当て字だそうで広辞苑にはもう一つ鮓という文字が示されている。酢が魚偏になるとすし。旁の乍はたちまち・ながらと読む。 鮨とはもともと自然醗酵によって生じた酸味のある食べ物で鮒鮨などが原型なのだろうがあれは苦手だ。柿の葉鮨というの…

梅雨景色

空は明るく午前中内には雨も上がるだろ。小さな庭は雨で碧が美しい。 今年はナチュラル素材の靴下のおまけに付いて来た三粒の風船葛の種から一粒が芽吹き、育っている。何所を這わせてやろうかな。 良く摘むもので花の咲かないローズマリーを適当に挿し木を…

今年初の時計草の花が咲く

咲いたよ!今年初めての時計草の花が。そう警告しておけば誰かが散歩の折に生垣なんかを注意深く見る。見つけようと思わないと見過ごしてしまう花だから一寸警笛を鳴らしておく。見つけてみてください。パッションフラワー。日当たりのよい庭では実が生るか…

月変わって

水無月・風待月・常夏月・青水無月。梅雨が明けて水も枯れることに由来するから水無月というらしいが梅雨でじめじめうっとおしいのはこれからだ。薫風吹き渡り爽やかな季節から一挙に生い茂った草むらから立ち上るむっとした熱気草いきれへ。もう少し心地の…