平々凡々日曜日

午前「日本橋で開催されています現代工芸展をご紹介いたします。」を見た。見たんだが何故に三越といわん!教育テレビ。まっ何時ものことだが卑屈だな。
根気の仕事師職人は憧れなのだが。。一寸仲良くなった職人さんが居てもう齢七十にもとどこうという人で気難しいのだが馬が合ってよく話をした。その人は下町に代々続く経師屋の次男坊で家業ではない別の職人の修行をさせられたと言っていたのだが、幼いころから親の仕事を見て育った所為で家業は身についているらしく暮れから正月の忙しい時は実家へ借り出されていた。面白いことにその時の彼は自分の仕事をしているときより嬉々としていた。特別な掟に従う誇りのような物があったように思う。仕事で徹夜する両親の様子、昔の客の豪勢な発注、事細かに覚えているらしく良く語ってくれて、また語りもうまかったこともあり。。。如何しているのだろう。目を患い仕事から離れなければならなくなったと寂しそうにしていたのがこの人と会った最後だったが。。。
彼の話で思い出したことのあるので・・続く