明日は映画でも

行こうかと思って何やってるんだろうと調べてみればR指定映画。14とか16とかと細かい。いつのまにか18才未満お断りなんて言わなくなった。
それで思い出したのが運河のそばの二番館三番館とか言われていた映画館。その流れているのかいないのかメタンガス湧くドロンとした運河だ。
匂いが風景の一部みたいだった。今はだいぶきれいになったが昔は塩の加減で海から土左衛門が吸い込まれてくることがあって岸沿いがざわめく事がたまにあった。運河の両岸に人が集まる。
土左衛門なんて言わないのかな。変換しないので調べてみればやはり人の名からきている。江戸の力士で成瀬川土左衛門という人がいて世人が溺死人の膨れ上がった死体を土左衛門のようだと戯れたのに起こるとある。この人は嫌われてでもいたのだろうか。溺死体の醜い様子は見た人から聞いてもいたので一度も眼にしたいとは思わなかったから集まる見物人の後姿しか見てはいないがそのようなものに戯れにでも喩えられるなんて虐めとしか思えない。戯れは言偏に虐と書く字もある筈なのだが。。無い。。
江戸の昔にも虐めはあったという証拠をつかんでしまった気がして映画はお預けになった。。。
河を覗き込む人たちの後姿が頭から離れない。