追悼

ケン・ラッセル
あの実験映画を見たのはいつのことだったろうか
月の光の下、ロココの宮廷人の成りをした人物たちがフランス庭園を背景に動き回っている
10分くらいの短編だったと思う。モノクロだったっと思う。それ以外の要素を思い出すことのできない映像作品なのだけれど、夏の夜のとろりとした纏わりつく尋常でない空気感みたいなものが記憶に刷り込まれた。それを表現するために、すべての俳優に小人を使っていたという。あの一本でお気に入りの作家になった。以降の映画はあまり見てないが、おおっぴらに好きだって言えないところがまた、ファンだった。




そうだ! クライム・オヴ・パッション(だったと思う)は見た。役者はアンソニ・パーキンスだったから