朝顔市

へ行ってみた。大半は四色の花を一つの鉢に行燈造りという仕立て方で盛り込んであって、客はその四色の花の組み合わせが好みのものを探して買う。朝顔に2千円は高いと思ったが季節の風物への御祝儀ということかと納得して一鉢買ってきたのだった。
くすんだ紫がかったピンク色とでもいおうか、渋さが名の由来なのだろう団十郎という品種のものが人気のようで、それとあと白と紫。もう一色は咲いてみなけりゃわからないという一鉢にようやっと折り合いをつけて。。ほんとは濃い紺色に白の筋がくっきり入っているのとか望むものはあったのだが、いつしかどんな色のものでも、くじ引きみたいに選んだ鉢でひと夏を楽しもうという寛容な気持ちになっていた。鬼子母神の御利益だろうか

朝顔という花に近く接するのは小学校の時以来ではないだろうか。進んで身近におこうと思ったことのない花なので、花に対して一寸距離がある。まだ買ってきたままの姿でベランダにいるのだが、解体して植えなおさねばなるまい。どのように仕立てようか思案中。
今朝、伸び始めた時計草が触手を伸ばしてきていた。獰猛だから注意しなきゃ
薄い切れ目のない花びらがデリケートすぎてこわい。この夏は早起きの習慣を思い出しそうだ。
ラジオ体操の判をもらう札を下げて近所の小学校に通った夏休みの朝。。。少し遠くの学校に行っていたのでばつの悪い思いをした記憶。だから朝顔を遠くから見るようになっていたのかもしれない