蜻蛉

朝面白いものを見た。オレンジ色の蜻蛉がベランダの外に、微動だにせずこちらを窺っているのだ。目があった。洗濯物を取り込んで外を見ると、未だ「同じ場所にいる。微動だにせず空中に静止しているのである。確かに柵の内側には雨水を受けるために皿が並び、備蓄するためにバケツになみなみと水がある。更に今年は割れ鍋で沢瀉に見立てた慈姑が涼しげに揺れている。蜻蛉にしてみればヤゴ(水蠆)を養うにパラダイスの様な環境を意外な場所で見つけ、わが目を信じるべきか思案中だったのかもしれない。
水蠆がいるかもしれないと思ったら時期が過ぎても慈姑を片付けられなくなる。こまった
オスプレイってあんなかな。こわいね。。