中華饅

中華街へ行く用があると餡饅を買うのが最近のブームだ。それがチャーシュウだったりシュウマイだったりしたこともあったが、納得のいくものに出会う度に解決していった。
てかっと黒く、どろっと少し緩みのある、舌が火傷をしそうに熱い餡饅。てっぺんの赤い印は肉饅と区別するためだったのだろう。今は戸惑うくらいに種類がある中から、昔当たり前のように食べた餡饅を探しているのである。
中華街の中華饅は一つ食べれば満腹する大きさだったから、肉のを食べるとてっぺんに赤い印を持った餡饅に手を出す余裕はなかったが、それでも一口は分けてもらって食した。その味がなかなかないのである。
餡は胡麻だけでできていたのか、あるいは小豆の漉し餡をラードで練り倒したものだったかもしれない。食べれば解るのであるが見つからない。見つからないからむきになって探す。
心当たりのある人がいたら教えてほしい。でないとこの捜索に終止符が打てない。たまにはふかひれが入ったのとかも食べてみたいと思うんだよね。。。