真空時間域あるいは暮れの風景

クリスマスは終わり、大晦日までの特殊な空気感はいかにと外に出て見れば、最早時を刻んでない様な街路を往来する人の少ないこと。矢張り異世界が広がる
いや、通りを往く人の数に大した変化はないのかもしれない。むしろ人波の中に、今年中に何かを済ましてしまおうとか、片付けたい用事を抱えた人等、目的をしっかり懐に歩む人が多いから、怖いとも思えるこの空気感が生まれるのかもしれない。