霜降り月

しもふりづきがあけたればやまからすだまがおりてきておおさむこさむとはやしたて
毎月一日はおこわを炊くことにしているのだけれど今年の霜月の端には栗を入れた。暫く前に手に入れてさらに旨くしようとして濡れ新聞紙に包んで冷蔵庫の奥に寝かせておいたのだが、其れが期待に反して余り旨くはなかった。ムカッときた御蔭か月が変わっただけとは思えぬ忙しい気分が不思議だ。一斉に出雲から神々が戻ってきたのだろう。身のすくむ想いである。しゃんとしよう!セーターの防虫臭抜かなきゃ。