銀杏の季節

また銀杏の季節が巡ってきた。ほんの少し晩御飯のぎんなんごはんの分拾おうと思っても拾い出すともう少しあとちょっと、気が付けば袋いっぱいで本日の買い出し荷物と合わせると腕が引きちぎれそうな重さになっている。
持ち帰って皮をむくのにまた一苦労する。袋をかぶせた手で実を押しつぶすようにして中の種子を取り出す。取り出したら米を洗うように何回も水を取り替えながら果実のかすを洗いとる。笊に広げて乾燥させる際の匂いがきついからだ。
後の処理を思って拾えばよいのだろが、翡翠色の銀杏飯を食えばまた性懲りもなく大量に拾ってきてしまうにきまっている。これから風でも出た日にゃ大変大変。

  • 秘伝尼皮むき

冷たい油の中に鬼皮を取ったぎんなんを入れる。油は実がかぶるくらい。弱火で加熱してゆくと自然に甘皮はむけ実は翡翠色に変わる。油はさっと湯洗いすればよいから古い油で構わない。これを冷凍しておけばかなり持つ。
注意:火の通しすぎは破裂の危険があるからおっかなびっくり作業せよ。