蠟月

蝋月も早中!今年の蠟祭にかけられるものは何だろう。考える間も気が急いて益々に散かり、そのうちどうでもよくなるおなじみの師走病がクリスマスもまだだというのに襲ってくる。
救いのような久しぶりの雨音にちょっと正気付いて、この雨をきっかけに動く元気が出ればいいと思う。朧な月と書き換えて朧月でロウゲツであってもいい。まことにおぼろな一年であったから。
蠟は臈の字をあてることもあって、年功や経験を積むという意味で、元は僧侶の出家後の年数、受戒後に安居(心安らかに)過ごした年数をいうようである。この一年君は何を得たかって問われる月ということなのかな。
愛しむような時の過ごし方ができたなら、もう少しクリスマスなんかを楽しく迎えることもできただろうに。。気が急くのは自業自得。今月は新年のための反省の月だ。