もう一つの散策

AVRIL2012-03-16

書こうと思って失念していたことがあった。書こうと思っていたことが何かあったのはしっかり覚えていたのだが、それが何なのか思い出せない。間にあの刀剣が入り込んでその記憶を断ってしまったかのようで思い起こすのにちょっと苦しみを要した。
所要があり久しぶりに神田へ出た。湯島聖堂が目の前にあったので梅を見、聖橋を通ってニコライ堂へ寄り、古書街まで下り、さくら通りをとおって神保町から地下鉄で帰った。日曜日の古書街は静かだった。
ニコライ堂で百合を見たことを書きたかったのだった。黄色の丈のあまり高くない、形の整った百合がちょうど見ごろであったのを見れたということを。
どうしても思い出すことのできない理由を振り返って思ってみるに、色が黄色であったことと、香りがほとんどなかったことがある。教会の庭でキリストの象徴である百合が純白でなく香らないことになんか違和感があって。。。作り物だったってことはないよね。。。場所柄、百合を配すなら象徴性を演出するってことは大事だと思う。記憶が抜け落ちる理由になるくらい